浦添・結の街で初めてのマルシェ|経塚事業所の利用者さんが販売と接客に挑戦しました

掲載写真は、ご参加いただいた皆さまのプライバシー保護のため、お顔の一部を加工しています。

2026年9月22日(火・祝)、浦添市産業振興センター・結の街で開かれた「結マルシェ沖縄」に、みらコラボ浦添経塚が出店しました。経塚事業所として、初めてのマルシェ出店です。

ブースに並べたのは、利用者さんが日々の作業の中で作ってきたハンドメイド作品。当日はたくさんの方に手に取っていただき、約40点の作品をご購入いただきました!

ただ、この日いちばん大きかったのは、売れた数そのものではないのかもしれません。利用者さんが交代でブースに立ち、スタッフと一緒に接客や商品の受け渡し、売上の確認までを担当したこと。「作る人」から「届ける人」へ。経塚事業所にとって、新しい一歩をふみ出した一日になりました。

「作る」だけで終わらない。利用者さんが販売の現場に立った一日

出店準備中のみらコラボ浦添経塚のブース。白い布をかけた長机に作品を並べる利用者さんと、ブースに置いた作品紹介のパネル
開場前、みんなで作品を並べて出店準備。ブースづくりも利用者さんと一緒に進めました

普段の経塚事業所での作業は、作品を作り上げるところまで。作ったものがどんな人に選ばれ、どんなふうに手に取られていくのかを、その場で見る機会はそう多くありません。

マルシェでは、それが目の前で起こります。ブースの前で足を止め、作品を手に取って見くらべるお客さま。その一人ひとりに向き合うのが、この日の利用者さんの役割でした。

みらコラボ浦添経塚のブースで、ストラップやアクセサリーを手に取って選ぶ来場者の皆さん(2枚組)
お気に入りを探して、じっくり見くらべてくださるお客さまの姿も

この日、利用者さんが担当したこと

  • お客さまへの接客
  • 商品の受け渡し
  • 売上の確認

いずれも一人で任せきりにするのではなく、交代しながら、スタッフと一緒に取り組みました。

『接客なんて、うちの子にできるかな』『人前に立つのは、まだ早いんじゃないか』。ご家族や支援者の方の中には、そう感じる方もいるかもしれません。その心配は、もっともです。

だからこそ、この日も利用者さんが一人でブースを回すことはしていません。交代で立ち、隣にはスタッフがいる。できるところから、できる分だけ。その積み重ねが、約40点という結果につながりました。

白い布をかけた長机とワイヤーネットに、手作りのストラップやアクセサリー、布小物を並べたみらコラボ浦添経塚のマルシェ出店ブース
販売も接客も、スタッフと一緒に交代で担当しました

当日の様子を振り返って、スタッフはこう話します。

「普段の作業所での制作活動とは違い、実際にお客さまと直接やりとりをすることで、自分たちが作ったものを誰かに喜んでもらえる達成感や、働くことの楽しさを感じられる機会になったと思います」

作ったものが、目の前で誰かに選ばれていく。その手ごたえは、事業所の中だけではなかなか味わえないものです。

親子連れなど多くの来場者でにぎわう、みらコラボ浦添経塚のハンドメイド作品の販売ブース(2枚組)
親子連れのお客さまにも、たくさんの作品を選んでいただきました

通所を終えたあとも、会いに来てくれる。元利用者さんとの再会がうまれたブース

この日は、うれしい来場者もありました。最近まで経塚事業所に通っていた利用者さんが、奥さまと一緒にブースへ足を運んでくださったんです。

久しぶりの再会に、スタッフも「嬉しい出来事でした」と振り返ります。お二人からは、写真の掲載についても快くOKをいただきました。

結マルシェ沖縄のみらコラボ浦添経塚のブースを訪れた、最近まで通所していた元利用者さんの男性と奥さま
最近まで経塚事業所に通っていた利用者さん(右)と奥さま(左)。久しぶりに会えて、スタッフもうれしい一日になりました

通所を終えたあとも、こうして顔を見せに来てくれる。事業所は、作業をするためだけの場所ではなく、人と人とのつながりが残っていく場所でもあるんだと、あらためて感じさせてくれる場面でした。

事業所の中にいるだけでは、こうした再会はなかなか生まれません。地域のイベントという開かれた場に出ていったからこそ、うまれた時間だったのだと思います。

振り返りから次の出店へ。10月12日も結マルシェに出店します

もちろん、初めての出店がすべて思いどおりに進んだわけではありません。スタッフも「多くの学びや課題、そして今後につながる可能性を感じることができました」と話しています。

そこで次に予定しているのが、利用者さんとスタッフ全員での振り返りミーティングです。今回の販売で見えた課題や改善点を出し合い、次の出店に生かしていきます。

計画して(Plan)、やってみて(Do)、振り返って(Check)、次に生かす(Action)。いわゆるPDCAサイクルです。

『福祉の事業所で、そこまでやるの?』と思われる方もいるかもしれません。でもこの流れは、いずれ一般企業で働くときにも、そのまま求められる力です。すぐに就職を目指すかどうかは、人それぞれでかまいません。それでも、いずれは社会に出て働くことを見すえて、マルシェという「本番」の場で経験を重ねていく。みらコラボが、作業を「作業のための作業」で終わらせたくない理由がここにあります。

次回の出店予定

  • 日時:2026年10月12日(月・祝)11:00〜16:00
  • イベント:結マルシェ沖縄
  • 会場:浦添市産業振興センター・結の街 3階(沖縄県浦添市)

※2026年9月30日時点の予定です。

今回の振り返りを生かした、経塚事業所の2回目のブースです。お近くの方は、ぜひお誘い合わせのうえ、のぞいてみてください。

「結マルシェ沖縄」と会場の結の街について

結マルシェ沖縄は、結PROJECTが主催するマルシェイベントです。2026年は9月22日と10月12日の2日間の開催で、あわせて100のブースが集まります。ハンドメイドや雑貨、ワークショップ、飲食など、さまざまなジャンルのお店が並ぶのが特徴です。

結マルシェ沖縄のチラシ。2026年9月22日と10月12日の11時から16時、浦添市産業振興センター・結の街3階で開催、2日間で100ブースが集まると案内されている
結マルシェ沖縄のチラシ(主催:結PROJECT)

会場の浦添市産業振興センター・結の街は、国立劇場おきなわのすぐ隣にある建物です。当日は3階がマルシェの会場になりました。

会場の結の街。国立劇場おきなわのすぐ隣です

イベントの最新情報は、結マルシェ沖縄の公式Instagram(@yuimarushe_okinawa)で案内されています。

みらコラボはこれからも、利用者さん一人ひとりの得意なことや「やってみたい」という気持ちを生かしながら、地域とつながる機会を増やしていきます。10月12日の結マルシェでも、経塚事業所のブースでお待ちしています。

みらコラボ浦添経塚の事業所情報は、こちらからご覧いただけます。

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この記事を書いた人

みらコラボ運営チーム
みらコラボ運営チーム
みらコラボは、「みらいを創る、コラボする。」を合言葉に、一人ひとりの“できる”と“やってみたい”を大切にしながら、就労継続支援事業を運営しています。

沖縄から始まり、今は徳島、札幌にも拠点があります。現在は3県8拠点で、日々の支援の中で気づいたことや、実際によく聞かれる質問をもとに記事を書いています。制度や数字のお話は、厚生労働省や自治体の資料を確認しながらまとめています。

■運営法人:
ライフマップ株式会社(法人番号 4360001031384)/沖縄県那覇市字国場1188-7 ボヌールミオナ1F

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