失敗OK!楽しむ!長田事業所ではじめての余暇活動でライフキネティックに挑戦

誰かに「失敗しても大丈夫だから」と言葉で伝えることは簡単ですが、それを本人の感覚として理解&覚えてもらい、さらに「大丈夫なんだ」と信じてもらうには色々な工夫が必要になると思います。
2026年8月6日(木)。みらコラボデジタルワークス長田で、はじめての余暇活動を開催しました。プログラムは、ドイツ発祥の脳トレーニング「ライフキネティック」。講師は、みらコラボでおなじみのたかコーチです。
会場のホワイトボードには、この日のテーマがこう書かれていました。

なぜ「失敗に慣れる」プログラムをお願いしたのか
今回、私達からたかコーチにお伝えした依頼は「失敗に慣れる」というものでした。
どんな人でも生きていれば、必ず失敗をします。大小様々な失敗が日常的に起こるものですよね。なので、『避けられないものなら、失敗そのものを減らす練習より、失敗したあとにどう立て直すかを練習したほうがいい』そう考えて、次の3つを目的にプログラムを組んでいただきました。
- 失敗することに慣れる
- ストレスを感じたときに、気持ちを切り替える
- コミュニケーションをとる
みらコラボの中でも長田事業所の生産活動(仕事)はパソコンを使った業務が多いです。集中する時間が長い上に、目から入ってくる世界がパソコンに偏ってしまうため、うまくいかないときにどうしても気持ちに波が出てしまったり、止まってしまうことがあります。
だからこそ、今回はパソコンから一度離れて、体を動かしながら「失敗しても平気」という経験を積める時間をつくりたいと考えました。

「失敗していい。失敗も楽しむ。笑顔が一番、脳にいい」
会の冒頭、たかコーチから伝えられたのはこの言葉でした。
『ライフキネティックは、簡単な動きに「見る」「考える」「判断する」を組み合わせて、脳に新しい刺激を与えるトレーニングです。同じ動作を繰り返さず、絶えず新しい動きに挑戦し、できるようになったらすぐ次の課題へ移る。つまり、できないことに出会い続けるのが前提のプログラムです。上手にこなすことが目的ではありません』と。
「むしろ出来ないことを楽しんでください」という言葉にはハッとした自分がいました。
そう聞いてから始まると、空気が変わります。うまくいかないことが、恥ずかしいことではなく、その場の楽しみになっていきました。


目で追って、手を動かして、頭で考える
道具として登場したのは、カラフルなシフォンスカーフと、目玉模様のついたビーンバッグ。
スカーフを宙に放り投げて、落ちてくるまでの間に指示された動きをして、キャッチする。ビーンバッグを左右で持ち替えながら、合図に合わせて動きを切り替える。文字にすると単純ですが、実際にやってみると、見ることと考えることと動くことが同時に要求されて、これがなかなかうまくいきません。
会場のあちこちで、スカーフが床に落ちて笑い声が上がりました。



二人一組。声をかけ合いながら
プログラムの中には、二人一組で取り組むものもありました。
相手の動きを見て、タイミングを合わせて、うまくいかなければ声をかけ合って調整する。「コミュニケーションをとる」という目的が、説明ではなく動きの中に自然と組み込まれていました。
誰かが失敗しても、止まるのではなく笑いながら続けていく。当初お願いした「切り替え」が、いちばんよく現れていた時間だったと思います。


「手は飛び出した脳、ふくらはぎは第二の心臓」
たかコーチからは、体の仕組みについての解説もありました。
手は「飛び出した脳」と呼ばれるほど脳と密接につながっていること。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血流を全身に押し戻す役割を担っていること。
そのうえで、デスクワークで疲れたときに使えるストレッチも教えていただきました。PC作業の合間に、席を立たずにできるもの。この日かぎりで終わらせず、明日からの作業時間に持ち帰れる内容だったのがありがたかったです。

スタッフもたくさん失敗しました!
スタッフも含めた全員がたくさんの失敗に触れ、笑いが溢れる時間を過ごしました。
プログラムの途中で長田事業所のサービス管理責任者・小橋川さんが足を攣った出来事もありましたね。利用者さんに「体を動かしましょう」「運動不足ですね」と声をかけてもらえるシーンが見ていて微笑ましく思えました(笑

普段PCの前に座っている時間が長いという自覚はありましたが、それでもいざ動いてみるまで自分の体がどうなっているかはわからないものです。ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれる理由を、解説のあとすぐに身をもって確認することになりましたね。
締めくくりはフルーツポンチ
体を動かしたあとは、みんなでフルーツポンチづくり。
いちご、りんご、キウイ。細かく刻んだフルーツを大きなボウルに集めて、炭酸を注いだ瞬間に一気に泡が立ち上がりました。カップに取り分けて、全員で乾杯。
運動のあとの共同作業と、その場で分け合う時間。余暇活動としては、ここまでがワンセットだったと思っています。


スタッフさんも、一緒に笑っていました
当日を振り返って、担当スタッフさんから届いた感想です。
利用者さんだけでなく、支援に入ったスタッフさんにも笑顔が多く見られたのが、なによりうれしかったです。
余暇活動は、利用者さんに「提供する」ものだと考えがちです。
でも今回、スタッフの皆さんも一緒に失敗して、一緒に笑っていました。同じ場で同じことに取り組む時間が、普段の支援とは違う形で関係を作ってくれたんじゃないかと感じます。
楽しかったから、お気に入りの一枚をあげたくなった
会の終わりに、こんな場面がありました。
長田事業所には、大好きなヒーローの絵を描くことが趣味の利用者さんがいます。プログラムがすべて終わったあと、その方がたかコーチのところへ絵を持って行きました。たくさん描きためた中から選んだ、お気に入りの一枚です。
楽しかったから、あげたい。
うまく動けたかどうかではなく、楽しかったかどうか。この日ホワイトボードに書かれた「失敗OK!楽しむ!」という言葉に、いちばんまっすぐ応えたのは、この一枚だったのかもしれません。

長田事業所にとっては、これがはじめての余暇活動でした。第一回としては、いいイベントになったと思っています。これからもこういった活動を増やしていきたいですね。また報告します!
みらコラボでは、日々の活動に加えて、こうした余暇活動も大切にしています。「楽しそうだな」と思った方は、ぜひお気軽に見学・お問い合わせください。スタッフさん一同、お待ちしています。
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この記事を書いた人

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みらコラボは、「みらいを創る、コラボする。」を合言葉に、一人ひとりの“できる”と“やってみたい”を大切にしながら、就労継続支援事業を運営しています。
沖縄から始まり、今は徳島、札幌にも店舗ができました。2026年も全力疾走中!





