朝10時のラジオ体操で、笑いと一体感が生まれた|みらコラボ那覇市三原で始まった新しい習慣

掲載している写真は、利用者さんのプライバシーに配慮して、掲載の許可をいただいた方を除き、お顔などを一部加工しています。
朝10時。三原事業所の大きなモニターに映るのは、作業の手順でもパソコンの画面でもなく、ラジオ体操の映像です。
2026年9月7日から、みらコラボ那覇市三原では、作業を始める前に全員でラジオ体操をするようになりました。立って大きく腕を回す人もいれば、椅子に座ったまま腕を伸ばす人も。それぞれのやり方で体をほぐしてから、一日の作業に入ります。
『ラジオ体操って、そんなに意味があるの?』と思った方もいるかもしれません。でも、パソコン作業が中心の三原事業所にとっては特にこの時間には意味があると考えていますし、その効果の高さを実感したので今回記事としてご紹介したいと思います。
作業開始の合図は、ラジオ体操から
三原事業所の作業開始は朝10時。その時間になると、モニターにラジオ体操の映像が流れ、スタッフが前に立って一緒に体を動かします。
利用者さんは、自分の作業机のそばに立って、腕を大きく上げたり横に広げたり。椅子に座ったまま、できる動きだけ参加している方もいます。全員がそろって同じ動きをすることより、それぞれができる形で、同じ時間に体を動かすことを大切にしています。

ラジオ体操は1日1回。毎朝同じ時間に同じ動きをすることで、「ここから仕事が始まる」という区切りにもなっているのが良いところ。
ちなみにラジオ体操は、1928年に放送が始まり、今のラジオ体操第一は1951年から続いているそうです。子どものころ、夏休みに公園でラジオ体操をしてスタンプを押してもらう…なんて記憶がある方も多いのではないでしょうか。実際に三原事業所でも、懐かしさを感じながら体を動かしている利用者さんが多いそうです。
座りっぱなしになりやすい仕事だからこそ、体を動かす時間を
三原事業所の仕事は、リサーチや動画編集、イラスト制作など、パソコンに向かう作業が中心です。集中しているうちに、気づけば何時間も同じ姿勢のまま、ということも起こりがち。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」でも座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することがすすめられています。このわずかなワンステップを入れるだけで事業所の雰囲気も変わってくるんですよね。


パソコンの並ぶ作業スペースで、体を大きく伸ばして
やはり社会参加をするうえで体力や生活リズムは大切な土台になります。
一般企業でも、朝礼でラジオ体操をする職場はたくさんありますよね。毎朝決まった時間に体を動かして、仕事に気持ちを切り替える。今すぐの社会参加を目指していなくても、いずれ社会に出て働くときに役立つ習慣を、事業所の中で少しずつ身につけていけたらと考えています。
また体を動かす時間は、三原だけの取り組みではありません。
国場本店・デジタルワークス長田・浦添経塚の事業所では午後の作業前にストレッチを、徳島板野町の事業所では同じようにラジオ体操を、那覇市楚辺の事業所では体操を取り入れています。時間帯ややり方は事業所ごとに違っても、「体を整えてから仕事に向かう」という考え方は同じです。
笑いが生まれ、表情が見える。ラジオ体操で変わった朝の空気
ラジオ体操を始めてみて、スタッフが感じている変化は大きく2つあります。
ひとつは、事業所としての一体感が生まれたこと。
ふだんはそれぞれの机で、それぞれの作業に向かっている利用者さんたちが、朝のこの時間だけは同じ映像を見て、同じ動きをします。ラジオ体操には少し難しい動きもあって、うまくついていけずに体操中に笑いが起きることも。その笑いが、朝の空気をぐっとやわらかくしてくれます。
もうひとつは、利用者さん一人ひとりの表情が見えるようになったこと。
パソコン作業の間は、どうしても顔が画面のほうを向いています。体操の時間はみんなが顔を上げるので、スタッフは「今日は調子がよさそうだな」「少ししんどそうかな」と、その日の様子に気づきやすくなったと。いつもより元気がない人に早めに気づけたら、作業の量や休憩の取り方を一緒に考えることもできる。体操の時間が、スタッフと利用者さんの小さなコミュニケーションの場にもなっているんです。
こういった形でみらコラボでは日々色々なことを試しながら、ポジティブな環境を作れるように心がけています。また、これからも、仕事のスキルだけでなく、働き続けるための体と生活リズムづくりも、利用者さんと一緒に大切にしていきます。
出典:かんぽ生命「ラジオ体操の歴史」/厚生労働省 e-ヘルスネット「座位行動と死亡率の関係」
みらコラボ那覇市三原の事業所情報は、こちらからご覧いただけます。
この記事を書いた人

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